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タイトル No.25-45講習会「モータ駆動およびその電動システムの騒音・振動低減化技術」開催のご案内
配信日時 2025年05月20日 18時38分32秒
配信元 機械力学・計測制御
本文 一般社団法人日本機械学会
機械力学・計測制御部門
エンジンシステム部門
設計工学・システム部門
生産加工・工作機械部門
ロボティクス・メカトロニクス部門
部門登録者 各位

                       機械力学・計測制御部門
                       部門長  松村 雄一

           No.25-45 講習会
   「モータ駆動およびその電動システムの騒音・振動低減化技術」
            開催のご案内

 本部門では,下記日程にて 
講習会「モータ駆動およびその電動システムの騒音・振動低減化技術」を開催いたします。
今回は一部現地対面開催とオンライン参加を併用したハイブリッド形式にて企画いたしました。
まだ定員には余裕がございますのでご関心をお持ちになられました方は、
奮ってご参加くださいますようお願い申し上げます。

開催日:2025年7月1日(火)

場 所:ハイブリッド開催(日本機械学会会議室+Zoom参加可)

講 師:野田伸一(元日本電産,元東芝)
松下修己 (防衛大学校)

趣 旨:
 SDGS対応技術に一つとして、モータを駆動源とする電動化システム関連分野の発展は近年特に著しい。
それに伴い、高速動作、軽量化、精密な位置・速度制御など設計要求が厳しくなり、と同時にダイナミクス(振動・騒音)問題を併発している。
本講座はこのような背景を鑑み、下記の二面からその対応解決技術を提案いたします。
(1) モータ駆動装置としての騒音・振動低減の対策設計技術
(2) モータ駆動回転器システムとしての騒音・振動低減制御技術
上記の(1)については、この道45年の大ベテランの設計者である野田先生が担当します。
ご自身の大形(MW)モータに始まり、近年の車載用EV用モータ、家電用DCブラシレスモータなどの
中小形(数100kW~数W)モータまでの一連のモータ設計関連技術に携わられました。
その中で、静音化・低振動化の観点から、厳守すべき設計の方法や考え方ノウハウについては
自身の多くの専門著書や論文の中で述べられています。
 本講義は、それらを通論する形で「モータの静音化・低振動化」の極意に絞って、分かりやすく系統的に講義いたします。
また、いままでの職務の中で遭遇した振動問題に対する豊富なトラブル解決事例の紹介なども含まれます。
次世代のモータ設計者に送る先人からの「現場に活かせるモータ設計とその使い方のノウハウ」が本講義の特徴であります。

続く(2)はモータを使う立場らの駆動回転機械システムとしての振動低減技術について解説します。
この分野は、産業機械においてロータダイナミクス「回転機械の振動」と総称されてきたが、
近年では自動車機器やメカトロ機器にも知見を拡大しています。この分野のベテランである松下先生が本講義を担当します。
ここでは、ねじり振動や軸曲げ振動など回転機特有の挙動を対象とします。
駆動源であるモータやインバータ装置は振動加振源の塊とも揶揄され、多くの振動問題が存在します。
ここでは、低振動化への系統的に理解する試みとして,モデル化、共振メカニズムと回避、自励振動にたいする安定化技術などを、
ロータ・メカトロニクスの視点からその考え方の神髄や技術ポイントを解説します。

実務に役立つように,各種の実際的振動問題の事例やその解決にむけて実践的な解釈を教授します。
モータ関連回転器の開発・設計者,加えて現場で運転やメインテナンス・品証・振動診断に従事する方々を対象としています。
また,振動に関する電機機械システム制御(メカトロニクス)的知見を新たに吸収されたい方,
今までの経験的知識を体系的に再構成する方などにも好適です。

定 員:
 現地 30名 + オンライン 100名まで
※申込み先着順により,定員に達ししだい締め切ります
※オンライン参加はZoomミーティングを予定しています


詳細や申込方法は以下のURLをご覧下さい。
講習会詳細:https://www.jsme.or.jp/event/25-45/


              (申込みに関する問合せ先)
                      E-mail:ueno[at]jsme.or.jp
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