本文 |
一般社団法人 日本機械学会
設計工学・システム部門
環境工学部門
生産システム部門
情報・知能・精密機器部門
登録会員 各位
設計工学・システム部門
部門長 小木曽 望
平素は部門活動に御協力を頂きまして誠に有難うございます.
さて,設計工学・システム部門の研究会共催の講習会が2025年7月にオンラインで開催されます.
各位におかれましては,お知り合いの方々にご案内をお願いできれば幸いです.
----------------------------------------------------------------------
2025年度デザイン塾:設計(デザイン)知のコンシリエンス
■日時:2025年7月18日(金)13:00-16:00
■会場:オンライン(Zoom)
■共催:日本機械学会 設計工学・システム部門 デザイン科学研究会
日本デザイン学会 デザイン科学研究部会
日本設計工学会 デザイン科学に関する研究調査部会
丸善出版
デザイン塾
■参加費:無料
■参加登録:WEBからお申し込みください.https://forms.gle/N45AiZfFz667CLXf7
■参加登録締切:7月14日(月)
■趣 旨:
これからの10年~20年で,設計(デザイン)は大きな変革期を迎えます.「量子設計(デザイン)」時代の到来もその1つです.量子コンピュータ,量子暗号システムなど量子技術の設計への応用が始まります.これは,従来とは全く異なる設計環境をもたらし,新たな設計の在りようが求められます.そのため,デザイナーや設計者たちは,これから果敢に立ち向かう挑戦・苦闘のために,今から充分な「そなえ」を仕込んでおく必要があります.
設計知のコンシリエンスは,その「そなえ」の1つです.おさえておくべき設計知は,AIなど先端のデジタル知のみではありません.設計行為の本質を示す基礎理論・方法論の知.これらは今後,設計の体幹として不可欠になっていくでしょう.また,漆工,金工,陶芸などの手工芸が有する「匠」の知.現在の設計は,これらの知を忘れてしまっている気もします.長年により培われてきたこれら達人の知を今こそ見つめなおし,その本質をきたるべき近未来に活かすことも重要ではないでしょうか.
私たちは,現在,設計知のコンシリエンスとして,「現代設計学事典(仮称)」の編纂を進めています.本デザイン塾では,その中間報告を通じて,デザイナー・設計者など日々現場で従事されておられる実務者の方々,多様な領域の研究者の皆様からご意見・ご要望を頂戴し,近未来の設計のあるべき姿について,ともに考える場にできればと考えています.
■スケジュール:(*は代表発表者)
・13:00開会 司会:佐藤浩一郎(千葉大学)
「『現代設計(デザイン)学事典(仮称)』編纂に向けて」 小林秀一郎,大江明*(丸善出版)
・13:05-13:45 設計知の歴史的変遷と枠組み」 松岡由幸*(慶應義塾大学)
・13:45-14:00「設計理論・方法論・方法のコンシリエンス」 松岡由幸*,加藤健郎(慶應義塾大学),佐藤浩一郎
・14:00-14:30「ハードウェア設計知識のコンシリエンス」 加藤健郎*,野間口大*(大阪大学),村上存(東京大学),舘野寿丈(明治大学),
小林昭世(武蔵野美術大学),佐藤弘喜(千葉工業大学),佐藤浩一郎,大泉和也(東京電機大学)
(14:30-14:45休憩)
・14:45-15:15「ソフトウェア設計知識のコンシリエンス」 細野繁*(東京工科大学),小木哲郎(慶應義塾大学),井上貢一(九州産業大学),
松岡慧(香川大学)
・15:15-15:30「設計マネジメント知識のコンシリエンス」 宮下朋之*(早稲田大学),佐藤弘喜,舘野寿丈,野中朋美(早稲田大学),松岡由幸
・15:30-16:00 総合ディスカッション
※お問い合わせ:慶應義塾大学加藤研究室( katolab-secretary-group@keio.jp )までご連絡ください. |