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日本機械学会会員各位
日本機械学会 関東支部
支 部 長 綿貫 啓一
事業企画委員会
委 員 長 白石 俊彦
日本機械学会関東支部講習会「変わる!これからの機械工学」シリーズ
第2回「ビッグデータの機械工学へのインパクトを探る」
【開催日】 2016年7月11日(月)10.00~16.40
【申込締切】2016年7月4日(月)
【会 場】日本機械学会会議室
東京都新宿区信濃町35 信濃町煉瓦館5階/電話(03)5360-3500
JR中央・総武線「信濃町」駅下車,徒歩1分
【定 員】50名,申込み先着順により定員になり次第締め切ります.
【趣 旨】
情報技術その他の発達により,さまざまな種類の多くのデータを取得・蓄積し,それらを処理することが可能となってきました.大きいものではエクサバイト(2^60バイト)にも達する巨大なデータ集合はビッグデータと呼ばれ,これを
分析することで,これまで見逃していた変化の傾向や高精度な将来予測が可能になるとして,現在,金融,流通,エネルギー,鉄道,医療などの分野で利用が始まっています.
本講習会は,昨年好評を博した「変わる!これからの機械工学」シリーズ,「ビッグデータの機械工学へのインパクトを探る」の第二弾として,ビッグデータに造詣の深い第一人者の講師の方々に機械工学技術者を対象として総論や個別事例の紹介をしていただき,ビッグデータの現状や今後の可能性,機械工学へ与える影響の将来像について学んでいただきます.奮ってご参加ください.
【プログラムと講演概要】
10.00~ 10.10/はじめに
日本機械学会関東支部長 綿貫啓一
10.10~11.40/ビッグデータ活用のためのセンサデータベースとスマート
グリッドへの応用
(横浜国立大学大学院環境情報研究院 准教授 富井尚志)
IoTから得られたセンサデータを日常の記録として保存する「ライフログ」の導入が進んでいる.これらのデータを広く(ビッグデータ),あるいは深く(ディープデータ)収集し,有効な検索ができるようなソフトウェアシステムの構成方法について議論する.またスマートグリッドへの応用について紹介する.
13.00~14.10/鉄道におけるICT・ビックデータを活用したメンテナンスの革新
~スマートメンテナンスの実現に向けて~
(JR東日本 研究開発センター 上席研究員(車両技術)杉浦芳光)
JR東日本では,近年急速に発展しているICT技術を使った鉄道メンテナンスの研究開発に取り組んでいる.これまでのICT技術,そしてビックデータを活用し,Time Based MaintenanceからConditioned Based Maintenanceへのメンテナンスの仕組みをチェンジすることにより,インフラ後のパフォーマンスを最大にし,メンテナンス業務を最適化する「スマートメンテナンス」の取り組みについて紹介する.
14.15~15.25/ビッグデータの動向 ~データ駆動システムへの移行~
(国立情報学研究所 所長補佐,アーキテクチャ科学研究系 教授 佐藤一郎)
ビッグデータはITにおける新しい技術であるが,機械工学を含めて,各種センサから取得したデータを高次に分析・利活用することを可能にして,データ駆動による新しい手法を生み出す.この講演ではビッグデータの動向を概説するとともに,機械工学への応用について紹介する.
15.30~16.40/社会インフラ運用におけるビッグデータ活用の可能性
(日立製作所 ディフェンスシステムビジネスユニット 主任技師 岩村一昭)
社会インフラの状態や利用を示すビッグデータの収集と分析に基づき,制御や維持管理を行うことを特長とするスマート社会インフラ運用について紹介する.特に,運用に必須となる情報基盤とその機能について示し,応用例として,電力需供給調整と機械工学とも関連性の深い国際基幹ガスパイプライン保守を取り上げる.
【聴講料】
会員15000円(協賛団体会員の方も本会会員と同じ扱い.博士後期課程在学中の会員は学生員聴講料),会員外25000円,学生員3000円,一般学生5000円.
【聴講料・申込方法などの詳細については以下のwebページ をご覧下さい】
http://www.jsme.or.jp/kt/kosyukai/2016kosyukai1.pdf |