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タイトル 【講習会】IoTの機械工学へのインパクトを探る(申込締切7/3.日本機械学会関東支部)
配信日時 2017年04月09日 21時39分34秒
配信元 関東支部
本文 日本機械学会会員各位

                     日本機械学会 関東支部
                     支部長    栗山 透

日本機械学会関東支部講習会「変わる!これからの機械工学」シリーズ
第4回「IoTの機械工学へのインパクトを探る」

【開催日】  2017年7月10日(月)10.00~16.30
【申込締切】 2017年7月3日(月)
【会  場】 日本機械学会会議室
東京都新宿区信濃町35 信濃町煉瓦館5階/電話(03)5360-3500
JR中央・総武線「信濃町」駅下車,徒歩1分
http://www.jsme.or.jp/about/about-jsme/access/
【定  員】 50名,申込み先着順により定員になり次第締め切ります.

【趣 旨】  モノがインターネットにつながり情報通信を行うIoT(Internet of Things)は,工場などの生産現場や,自動車,ロボットなど様々な分野に大きなインパクトを与え,新たな価値を生み出すとされています.一方で,どのような方法でどのような価値が生み出され,それに関連する政策にはどのようなものがあり,インターネットでも問題になるセキュリティをどのように確保するかなどについては,具体的に把握されていない方も多いと思います.
 本講習会では,好評を博している「変わる!これからの機械工学」シリーズにおいて,IoTを取り上げました.IoTに造詣の深い第一人者の講師の方々に,概論から個別事例の紹介,さらには政策の動向やサイバー攻撃の実態とその対策までお話しいただきます.参加者の皆様には,IoTの現状や今後の可能性,機械工学へ与える影響の将来像について学んでいただきます.

【プログラム】
■10.00~11.00「国内外におけるアコースティック・エミッション(AE)によるIoT適用の現状」
 日本フィジカルアコースティクス(株)/京都大学経営管理大学院
 代表取締役会長/特命教授 湯山茂徳
  2016年4月に政府がまとめた成長戦略では,IoTなどの先進技術による新たな市場の創出が大きな柱になっている.環境雑音に影響されない高周波数帯域を計測するアコースティック・エミッション(AE)は,スマート工場やスマートコンビナート,インフラ構造物におけるIoTの 切り札として,広く適用されている.本講演では,IoTの概論についてまとめ,国内外のIoT適用状況を解説する.

■11.10~12.10「IoT関連政策の動向~機械工学との接点~」
 経済産業省 商務情報政策局 情報政策課
 課長 渡邊昇治
  IoT関連産業は,依然として大きな成長が期待される産業である.国内外のIoT関連の話題から,日本のIoT関連産業が抱えている課題を抽出し,これを克服するための政策等を紹介する.特に機械工学との関連性に注目し,ロボット,クルマ,工場・プラントなどのIoT化が抱える課題(取得したデータの扱い,人工知能の導入に関する課題,サイバーセキュリティ対策,人材不足など)と今後の動向について紹介する.

■13.10~14.10「機器/ロボット/IoTとの融合が拓く新しい世界の可能性」
 日立製作所研究開発グループ コネクティビティ研究部
 部長 花岡誠之
  IoTの進展により,多種多様な現場のデータの収集や分析が可能になってくる中,現場でのOT(Operation Technology)とデータ利活用を行うITのそれぞれがその利点を活かして融合することで新たなソリューションや実装形態などが生まれつつある.弊社研究開発グループでの研究開発事例も交えながら,新しい世界の可能性につき発表する.

■14.20~15.20「製造現場データの収集と分析事例
        ~製品品質向上,装置の予兆検知の可能性~」
 NTTデータ 第一公共事業本部 eコミュニティー事業部
 課長 土井利次
  工場等の現場において,IoT化の流れをうけ,機械のデータを収集するニーズが高まっている.しかし,収集したデータを予防検知や品質の向上に役立てるシステム化は進んでいない.本講演では,Industrie4.0や機械学習についての概要を述べた後,現場におけるデータ収集とその分析事例について紹介を行う.

■15.30~16.30「IoTにおけるサイバー攻撃の実態とその対策」
 横浜国立大学 大学院環境情報研究院/先端科学高等研究院
 准教授 吉岡克成
  インターネットに接続された様々な機器・システムの中にはセキュリティ対策が不十分なものも多く,サイバー攻撃の対象となっている.
 本講演では,サイバー攻撃観測システムにより明らかとなったIoTにおけるサイバー攻撃の実態について説明する.

【聴講料】  会員15,000円(博士後期課程在学中の会員は学生員の
聴講料となります),会員外25,000円,学生員3,000円,一般学生5,000円.

【聴講料・申込方法などの詳細は,以下のウェブページをご覧下さい.】
http://www.jsme.or.jp/event/2017-24142/
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