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一般社団法人日本機械学会
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第25回リーダーを目指す技術者倫理セミナー コロナ後の日本社会
-リスクとベネフィットのバランスを考える社会は開けるか-
のご案内
技術と社会部門
部門長 大高敏男
首記のセミナーについてご案内します.
開催日が近づいておりますが,5月21日まで参加申込を受け付けております.奮っ
てご参加頂きますようお願いいたします.
記
No. 21-31 第25回リーダーを目指す技術者倫理セミナー
コロナ後の日本社会 ~リスクとベネフィットのバランスを考える社会は開けるか~
(技術と社会部門,人材育成・活躍支援委員会 合同企画)
https://www.jsme.or.jp/event/21-31/
開 催 日 2021年5月29日(土)9:30~15:00
会 場 Zoomウェビナーを利用して開催します。
(ミーティングIDとパスワードは参加登録後にご連絡)
開催趣旨
歴史を振り返ると,感染症や疫病によってその後の社会は大きな影響を受けてきま
した.
(1)紀元前5世紀,アテネとスパルタのペロポネソス戦争時に疫病(天然痘や麻疹)が
発生し,アテネが没落.
(2)2世紀末,疫病でローマ帝国に大量死亡者が出て国家財政が疲弊.476年西ローマ帝
国滅亡につながる.
(3)6世紀,東ローマ帝国のユスティアヌス帝の時代にペストが蔓延.東ローマ帝国(ビ
ザンチン帝国)が衰退.
(4)14世紀,ペストが大流行し,貴族階級が没落,中央集権化が進行しルネッサンス,
宗教改革進展.
(5)16世紀,大航海時代に天然痘,麻疹などが欧州から新大陸に拡大し,アステカ王国,
インカ帝国が滅亡.
(6)19世紀,コレラなどの伝染病が流行し推定5,000万人が死亡.これは,産業革命後に
都市部に人口集中し,不衛生状態が深刻化したためで,その後下水道整備が始まる.
20世紀初頭には,微生物を利用した下水処理法が開発され、汚水処理した水を河川
などに流すことができるようになった.
(7)1918年,スペイン風邪大流行により世界人口の1/4~1/3が感染,4,000万人以上死亡,
国家間格差顕在化.
(8)1981年,エイズ(後天性免疫不全症候群,HIV)に過去20年間で6,500万人が感染,
2,500万人が死亡.
(9)現代,新型コロナが蔓延.
そこで,今回はコロナの収束後に日本社会はどのように変わっていくのか次の3つの
視点から考えたいと思います.
(1)「ゼロリスク」志向の見直しと,リスクとベネフィットとのバランスによる判断
への移行.
(2)テレワークに代表される「働き方」の見直しとそれに伴うAI化による仕事の変質,
成果主義移行.
(3)「産業構造」の見直し.グローバルな共存の中で生き残っていける産業とは何か.
この様な課題について,一緒に考えてみたい.
プログラム
9:30~9:40/セミナーの趣旨説明,本日の進め方
国士舘大学理工学部 教授 技術士 大高敏男
9:40~10:40/コロナ後、社会はどのように変わっていくか
東京工業大学 イノベーションマネジメント研究科 特任教授 中村昌允
10:40~11:00/数による参加型実績社会から責任ある専門家型推論社会へ
KoPEL 小西技術士ラボ 小西義昭
11:00~11:20/ベネフィットとリスクの評価
オカダ・アソシエイション 技術士 岡田惠夫
11.30~12.30/グループ討論
12:30~13:30/昼休み
13:30~15:00 パネル討論
討論課題
・グループ討議を踏まえてパネルテーマを設定します.事前配付の資料をあらかじめお読
み下さい.
パネリスト:
東京工業大学 イノベーションマネジメント研究科 特任教授 中村昌允
KoPEL 小西技術士ラボ 小西義昭
オカダ・アソシエイション 技術士 岡田惠夫
中央大学 理工学部 准教授 寺本 剛
定 員 30名,定員になり次第締め切ります。
参加登録費(資料代含) 会員4,000円,会員外5,000円,
申込締切日:5月21日(金)
詳細および申込方法につきましては以下のサイトを参照願います.
https://www.jsme.or.jp/event/21-31/
以上 |