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2021年10月14日
一般社団法人 日本機械学会
機素潤滑設計 部門
設計工学・システム 部門
生産加工・工作機械 部門
情報・知能・精密機器 部門
機械材料・材料加工 部門
部門登録者 各位
日本機械学会 機素潤滑設計部門
部門長 野口 昭治
トライボロジー技術企画委員長 上坂 裕之
No.21-111 講習会のご案内
じっくり聴く研磨、超低摩擦及び付着抑制の基礎
ートライボロジーのための機能性表面の創成と評価ー
当会機素潤滑設計部門主催の講習会が下記のとおり開催されます.
ご関心をお持ちになられました方は,奮ってご参加くださいますようお願い
申し上げます.
記
【開催要領】
日程:2021年12月13日(月)
協賛:日本トライボロジー学会・精密工学会
講師:梅原 徳次先生
(名古屋大学大学院 工学研究科 マイクロ・ナノ機械理工学専攻)
場所:Zoomによるオンライン同期型講義
定員:90名(申込先着順により定員になり次第締め切ります.)
締切:12月6日(月)
【趣旨】
機械の中にある可動部の円滑な運動は,しゅう動面での運動支持によって成り
立っています.機械システムのエネルギー効率や信頼性を向上させる方策は数
多くありますが,しゅう動面での摩擦力の低減や損傷の防止は,重要な技術課
題の一つとして益々重要視されています.しゅう動面の性能を向上させるには,
その中で起こる複雑な現象を理解する必要がありますが,しゅう動面は機械の
運転条件によって流体潤滑から混合,境界潤滑に至るまでその状態は大きく変
わり,理解の基盤となる学問分野も物理学,機械工学,材料学,化学など多種
多様です.
本講習会では,しゅう動面の性能を向上する有用な材料として,セラミックス
や窒化炭素をいち早くトライボロジー分野に取り入れて,実用化のための設計
指針を数多く示されるとともに,その複雑な効果発現機構の理解に貢献されて
きた梅原徳次先生をお招きします.先生には,トライボロジー機能性表面を中
心に,その基礎から最先端までをわかりやすく解説して頂きます.また先生は
しゅう動のみならず広く二物体間の機械的な相互作用をご研究対象とされてお
り,機械加工や付着現象についても優れた成果を残されており,それらをわか
りやすく解説して頂きます.
DLC・CNxなどの最先端材料に関する複雑多様なしゅう動現象に対して関心を
お持ちでありながらも,理解不足を感じられている方々によって有用な場をご
提供できればと考えています.
【時間割題目】
10:00~10:20 第1部 機能性表面の創成と評価とは?
10:20~12:00 第1部 セラミックスなどの硬脆材料の高能率研磨加工
~磁性流体研磨の開発とその基礎
13:00~14:00 第2部 窒素含有DLC膜(CNx膜)のイオンビームミキシング法に
よる成膜と乾燥窒素中超低摩擦の発現
14:00~16:00 第3部 反射分光摩擦界面その場分析方法の開発
~乾燥窒素中、ベース油中及び添加剤含有潤滑油中
低摩擦メカニズムの解明
16:00~17:00 第4部 ゴムや凝固血液の付着メカニズムの解明と制御
17:00~17:30 第5部 総合討論(まとめ、質疑応答)
【教材】
配布資料(電子ファイル)
配布資料は事前に各自ダウンロードいただきます.
ダウンロードの要領は申込者に別途事務局よりメールでお知らせいたします.
配布資料の販売はありません.
【参加登録費】
正員17,000円,会員外27,000円,学生員5,000円,一般学生10,000円
【申込方法等詳細】
下記HPをご参照ください.
https://www.jsme.or.jp/event/21-111/
【問い合わせ先】
機素潤滑設計部門 担当職員 金子/E-mail:kaneko@jsme.or.jp |