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一般社団法人 日本機械学会
設計工学・システム部門
環境工学部門
生産システム部門
情報・知能・精密機器部門
登録会員 各位
設計工学・システム部門
部門長 野間口 大
平素は部門活動に御協力を頂きまして誠に有難うございます.
さて,日本設計工学会主催の講習会が2022年6月にオンラインにて開催されます.
各位におかれましては,お知り合いの方々にご案内をお願いできれば幸いです.
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2022年度 若手・新人設計者,機械設計を学ぶ学生のための
形状設計ノウハウ講習会
~熟練設計者の頭の中にある,知恵と工夫を教えます~
主催:日本設計工学会 後援:日本機械学会 設計工学・システム部門,デザイン塾
昨年度に実施した本講習会が好評であり,定員オーバーであったことなどから,
今年度も実施致します.
内容は,事例紹介の追加やノウハウ修得のコツなど,内容を充実させて実施致
しますので,ぜひご参加ください.
1.講習会の内容
熟練設計者の方々から集めた形状設計に関するノウハウを,その正しい使い方
とともに紹介します.
(1) 本講習会の意義と設計業務への活かし方
(2) 棒材の形状設計ノウハウ(押出品等)
(3) 板材の形状設計ノウハウ(プレス品,樹脂成型品)
(4) 形状設計ノウハウの本質と修得のコツ
2.開催の動機と講習会の特長
皆さんは,機械設計や製品開発の現場でどのように設計すればいいのかわか
らず,いろいろ考え抜いた結果,結局,上司や先輩の設計者にアドバイスを受
けるしか他に方法がなかった経験はありませんか?私が企業で設計に従事して
いた頃には,よくそのようなことがありました.特に新人設計者の時はそうで
した.
たとえば,ある金具の設計において,金具の肉厚を増加させれば,強度や剛
性は向上します.しかし,それでは材料費が上がり,重量も増加してしまいます.
設計経験の少ない新人設計者にはどうしていいのかわからないのです.ビード
を設定する,フランジアップを施すなどのノウハウは,学生時代には教わらな
いのです.
一般に学生時代には,「このような形状」ならば「この程度の強度を有する」
という評価法を,力学のなかで学びます.しかし逆に,「この程度の強度を有
する」ためには「このような形状」がよいという設計ノウハウについては学ん
でいないのです.そのため,現在でも,新人や若手の設計者は,上司や先輩か
らアドバイスをもらい,経験をつむことによって学ぶしかない,のが実状では
ないでしょうか.これでは,いつまでも上司や先輩には頭があがらないですよね.
このような背景から,本講習会では,若手・新人の設計者,就職前の機械設
計を学ぶ学生に向けて,熟練設計者の頭の中にある形状設計ノウハウを紹介
します.
3.本講習会の特長
● ノウハウがわかりやすい.
・形状にノウハウを適用する前(Before)と適用した後(After)の組み合わせ
を一覧表で紹介します.
・設計現場で用いる専門用語を一覧表で掲示します.
● ノウハウの効果を理解しやすい.
・ノウハウの効果を端的に説明します.
・計算結果(FEM解析結果)をわかりやすく図で示します.
● ノウハウが使いやすい.
・身近な使用例を紹介します.
・ノウハウの適正な使用条件,不適正な使用条件を,加工法やその他の注意事項
とともに,明らかにします.
4.日時:以下の中から,どちらかをお選びください.
第1回:2022年6月18日(土)10時-12時
第2回:2022年6月20日(月)18時-20時
※どちらも,内容は同じです
5.実施方法:Zoom開催
6.参加費(テキスト代2,750円を含む):
学会員8,000 円,非会員 16,000 円
学生会員・学生非会員5,000 円
7.講師:松岡由幸(慶應義塾大学名誉教授/早稲田大学客員教授)
8.テキスト:
書籍『形状設計ノウハウ集
~熟練設計者の頭の中にある,知恵と工夫を教えます』
(近代科学社)
※参加者全員に,ご指定の住所に送付いたします.
9.申込み:下記formsにて,お願いします.
https://forms.gle/M3gepKJvrAxHPy5q6
締切り:2022年5月31日(火)
10.問合せ先:デザイン塾事務局
E-mail: mlabsec@googlegroups.com |