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タイトル 産業用ロボットの安全を実現した基盤技術-MK1234の紹介
配信日時 2024年07月18日 22時56分42秒
配信元 技術と社会
本文 一般社団法人日本機械学会
 技術と社会部門登録者 各位

                      一般社団法人 日本機械学会
                      産業・化学機械と安全部門
                        部門長 北條理恵子
                      技術と社会部門
                        部門長 加藤義隆

【募集】24-101 機械の日・機械週間関連事業
産業用ロボットの安全を実現した基盤技術-MK1234の紹介

       (産業・化学機械と安全部門 企画)

産業・化学機械と安全部門では下記ご案内の通り特別講演会を企画しております。
多数のご参加をお待ち申し上げております。ご関係各位へもぜひご勧奨いただけ
れば幸いに存じます。

開催日時:
2024年8月2日(金) 13:00~16:00

会 場:
トヨタ産業技術記念館
https://www.tcmit.org/

主 旨:
 産業・化学機械と安全部門では産業機械,化学機械に必須である機械安全に関
する学術面からの研究・提言,産業界における実践・研究など,機械安全のある
べき姿を追求している.産業用ロボットは日本を代表する工業製品であり,今後
の労働人口減少に向けてモノづくり,さらには今後のサービス分野での活躍に大
きな期待が寄せられている.自動車におけるモノづくりにおいて,ロボットの安
全システムはどのように進化し,グローバル生産にいかに活用されてきたかを振
り返る.モノづくり,特に自動車生産のグローバル化,ロボティクスにおける安
全技術と技術史の視点で今回のセミナーを企画した.

講演要旨:
・自動車におけるモノづくり
完成車の生産プロセスについて解説し,モノづくりの考え方,ロボットの活用に
ついて解説する.あわせて,ロボットを活用したボデー組付け工程についてトヨ
タ産業記念館内での見学を通して説明を行う.
・自動車産業におけるロボティクス
・グローバル展開に向けたロボットテクノロジー ~世界の地域社会に安全と安
心を提供~
自動車のグローバル生産とその展開のために,安全・安心確保の技術開発と実用
化展開の事例紹介,国際標準化へのアプローチに関して解説する.
 産業用ロボットシステムは,当時の安全基準の高まりから信頼度の高い安全制
御が要求された.そこで世界で初めてハイブリッドICを用いた安全確認型で,ロ
ボット安全制御を統合的に行う装置を2001年に実用化開発した.本技術はティー
チペンダントのイネーブル装置両手操作の安全制御にも採用され,作業者の負担
感低減にも貢献した.この安全の考え方は,産業用ロボットの国際規格である
ISO 10218シリーズにも展開され,世界標準制定と労働者のウェルビーイング向上
に貢献した.
 
 本セミナーでは,日本の製造業における産業用ロボットの安全面の進化と,そ
れを支えたロボット安全制御装置(IDEC社製 型式:MK1234)の誕生秘話,そし
て,それがどのように現在のロボットシステムと国際規格に影響を与えてきたの
かを紹介する.

講 師:
1) 13:00-14:00 MK1234の紹介(トヨタ産業技術記念館)
林 哲史 氏(トヨタ自動車株式会社 車体製造技術部 ボデー技術開発室 室長)
土肥 正男 氏(IDEC株式会社 国際標準化・協調安全4次元推進部 部長)
吹田 和嗣 氏(大同大学 工学部 機械システム工学科 教授)

2) 14:00-16:00 見学(トヨタ産業技術記念館、自動車館)

講演要旨や申込方法等の詳細は下記URLをご参照下さい。
https://www.jsme.or.jp/event/24-101/

定員:
トヨタ産業技術記念館:(先着)37名
所在地 〒451-0051 名古屋市西区則武新町4-1-35
名古屋本線「栄生駅」下車、徒歩3分

※定員に達し次第、参加申込を締め切らせて頂きます。

申込締切:
2024年7月26日(金)

問い合わせ先:
〒162-0814 東京都新宿区新小川町4番1号 KDX飯田橋スクエア2階
一般社団法人 日本機械学会 
産業・化学機械と安全部門(担当職員 野口)
電話:03-4335-7616 
E-mail:noguchi@jsme.or.jp
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