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タイトル No.24-149 第59回トワイライトセミナー 機械の自動化と人間の係わり ~航空機事故から考える~
配信日時 2024年12月07日 02時23分11秒
配信元 産業・化学機械と安全
本文 一般社団法人日本機械学会
 ロボティクス・メカトロニクス部門
 生産加工・工作機械部門
 交通・物流部門
 生産システム部門
 産業・化学機械と安全部門
 登録者 各位

                    一般社団法人 日本機械学会
                    産業・化学機械と安全部門
                      部門長 北條理恵子

【募集】No.24-149 第59回トワイライトセミナー
    機械の自動化と人間の係わり ~航空機事故から考える~
       (産業・化学機械と安全部門 企画)

産業・化学機械と安全部門では下記ご案内の通り特別講演会を企画しております。
多数のご参加をお待ち申し上げております。ご関係各位へもぜひご勧奨いただければ幸いに存じます。

https://www.jsme.or.jp/event/24-149/

【開催日時】
2025年1月20日(月)18:00~20:00(講演:1時間30分, 質疑応答:30分)

【会 場】
長岡技術科学大学 東京サテライトキャンパス+オンライン(Zoom)

【主 旨】
当部門では産業機械・化学機械に必須である機械安全に関する学術面からの研究・提言, 産業界における実践・研究など,機械安全のあるべき姿を追求している.
航空の技術革新による目覚ましい進化の歴史は,事故とその対策の歴史でもある.航空システムの自動化と人間の係わりを,航空機事故から考えることで,自動化を設計する際に考慮すべきヒューマンファクターとは何かを知り,考える機会として今回のセミナーを企画した.

【講演要旨】
ライト兄弟の初飛行から121年,航空は技術革新により目覚ましい進化をなし遂げてきた.しかしその進化の歴史は,事故の歴史と言っても過言ではない.人類はその教訓を生かし,事故再発防止の観点から搭載システムの機械化・自動化を推進してきた.
信頼性の不確かな人間の作業を,信頼性が高い機械系に置き換えるというRisk Allocationの考え方の台頭である.現在では飛行作業の一部または全部が人の手から離れ,その機械やシステムが自律した動きを獲得し,それ自体で調整・制御することができるように進化している.自動化は人間の機械的な動作の請負から,コンピューターの高性能化によって今や認知行為や情報処理,意思決定,計画立案まで可能ならしめてきた.
この過程において人間と機械との相克が生まれることになる.つまりそれまでに経験のない新たな航空機事故の多発である.その背景には,人間のシステム運用からの疎外化が共通している.自動化・機械化は,操縦士の状況やシステムなどに対する認識性を,希薄にしてしまったということである.これらのことは,自動化を設計する際に本来考慮すべきヒューマンファクターであった.
我が国においては1985年の御巣鷹の事故以来,今日まで39年間民間定期航空機の人身事故はゼロである.何がこの背景にあるのか,人間は如何に機械との相克を乗り越えてきたのか考えてみたい.

【講 師】
塚原 利夫氏((株)SRC研究所代表取締役 所長)

略歴;
1949年 東京に生まれる
1974年 25歳で日本最年少機長として発令され,国内線国際線機長・教官,テストパイロット査察操縦士,安全監査役等を歴任
1979年 羽田空港にてYS-11型機による片脚緊急着陸に成功,その他数々の緊急事態を経験
2019年 エスアールシー研究所設立

講演要旨や申込方法等の詳細は下記URLをご参照下さい。
URL: https://www.jsme.or.jp/event/24-149/

【定 員】
長岡技術科学大学東京サテライトキャンパス会場*1:(先着)20名
オンライン受講:80名

*1:所在地 〒100-0013 東京都千代田区霞が関1丁目4-1 日土地ビル1F
東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅 徒歩1分,東京メトロ千代田線・日比谷線・丸ノ内線「霞ヶ関」駅 徒歩3分

【申込締切】
2025年1月9日(木)

【問い合わせ先】
〒162-0814 東京都新宿区新小川町4番1号 KDX飯田橋スクエア2階
一般社団法人 日本機械学会 
産業・化学機械と安全部門(担当職員 野口)
電話:03-4335-7616 
E-mail:noguchi@jsme.or.jp
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