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タイトル No.17-117 イブニングセミナー(第211回)日本人の美意識を体現する犬たちのご案内
配信日時 2017年10月06日 13時33分09秒
配信元 関東支部
本文 一般社団法人 日本機械学会
関東支部 登録会員 各位

               技術と社会部門
               2017年度(第95期)
               部門長 神谷 和秀(富山県立大学)

 2017年10月のイブニングセミナー開催のご案内を致します.イブニングセミナ
ーは,気の向いたときに参加できるサロンとして,毎月最終水曜日の18:00-20:
00に明治大学(駿河台キャンパス)において開催しています.どうぞ奮ってご参加
いただきますようお願い申し上げます.


【開催日】
2017年10月25日(水)18:00~20:00

【趣 旨】
 技術はいま,資源,環境問題をはじめ,巨大化とブラックボックス化による人
間疎外の傾向に関して多くの批判にさらされている.技術が受け入れられて発展
するのも,拒絶され衰微するのも,また技術者の社会的地位のあり方も,社会と
の深い関わりの中にあることは明らかである.われわれが新しい時代を担う責任
ある技術者であろうとするならば,人間についての深い洞察を持つとともに,社
会の動きを正しく見極めなければならない.技術と人間,技術と社会の関わりに
ついて現状を理解し,将来を展望することを目的とする.

【テーマおよび講師】
日本人の美意識を体現する犬たち

 マメ助の柴犬や,忠犬ハチ公の秋田犬などで知られる日本犬(6種)が国の天
然記念物として指定されていますが,かつてはその地方に生息する“地元の犬”が
日本各地にたくさんいました.
 明治時代,欧米化の波が押し寄せると猟犬などの洋犬が国内にたくさん入り,
雑種化が進んだが,希少な日本犬は,秋田や紀州や四国,北海道の山奥でかろう
じて残りました.
 危機感を抱いた人たちは,昭和の初めころに各地で保存会を発足させ,血統書
を整え,保護・保存のための努力を懸命に繋いできました.
 洋犬は多くの改良を加えられてきましたが,猟犬として生きてきた日本犬は,
外見や身体能力に無理や無駄が無く,自然のままが美しいという日本人の美意識
そのままに,極端な改良を加えられることなく,日本の風土に適した体型を今も
残しています.
 警戒心が強い反面,一度心を許したら最後まで信じる忠実な性格も日本人の精
神性を反映しています.こうして,人に優しく,人に寄り添い生きてきた犬だか
らこそ,その姿は日本の風土によく馴染み,私たちの心を打ちます.
 その魅力を理解して最大限に引き出せたら,パートナーとしての大きな喜びで
すね.

講師:吉田悦花(作家,エッセイスト,NPO法人神田雑学大学理事長)

会場:明治大学理工学部駿河台キャンパス(リバティタワー11階1113室教室)
JR/地下鉄 御茶ノ水駅 下車徒歩3分
会場の地図はこちら
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html

<申込方法>「No.17-117イブニングセミナー(第211回)申し込み」と題記し,
(1)会員資格(会員番号),(2)氏名,(3)勤務先・所属,
(4)連絡先(郵便番号・住所・電話番号・E-mailアドレス)を明記の上,E-
mail
またはFAXにて下記までお申し込みください.

<申込先> 日本機械学会(担当職員 片岡)
      E-mail: kataoka@jsme.or.jp,FAX (03)5360-3508

<参加費> 正員1,000円(学生員 無料),会員外1,500円(一般学生 500円)
      当日会場にて受け付けます.

<懇親会> 明治大学アカデミーコモン1階の「カフェパンセ」にて,
      講師を囲んで懇親会を行います.
      会費3,000円,学生1,500円

<問合せ先> KoPEL 小西義昭/TEL.080-4092-0020
       明治大学 村田良美/TEL.044-934-7350
       E-mail:ysk.konishi@nifty.com/murata@isc.meiji.ac.jp

<次回予定>
第212回 2017年11月29日(水)18:00~20:00
 続・「日常生活における右と左の秩序」
 講師:長門保明(もと昭和天皇記念館館長,島根県観光「遣島使」)
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