日本機械学会Top > インフォメーションメール

インフォメーションメール

<< 前のメール   一覧に戻る   次のメール >>
タイトル 地球環境保全と原子力発電所利用に関する日台シンポジウム開催案内
配信日時 2019年08月27日 10時35分30秒
配信元 動力エネルギーシステム
本文 一般社団法人 日本機械学会
動力エネルギーシステム部門
登録者各位

              動力エネルギーシステム部門
              部門長  犬丸 淳


本会共催の下記講習会についてご案内申し上げます。

-------------------------------------------

地球環境保全と原子力発電所利用に関する日台シンポジウム

【日時】2019年9月5日(木)13:00-17:30 (入場受付12:20~)

【場所】東京工業大学 大岡山キャンパス 西9号館ディジタル多目的ホール

    http://www.dst.titech.ac.jp/outline/facility/hall.html

【開催趣旨】脱原発政策を進める台湾で2017年8月15日に台湾全土460万戸に達する大停電が発生しました。
蔡総統は2025年の脱原発の実現を公約とし、第1原発1号機と第2原発2号機を定期補修終も再稼働を認めなかったため、合計160万kWの原発が停止中で、真夏の猛暑のなかで日中のクーラーの使用制限などが行われ、与党も含めて政権に批判が集まっていたさなかの大停電でした。台湾の学生らが温暖化防止「以核養緑」をスローガンに国民投票を実施し、脱原発政策を否定しました。
一方、泊原子力発電所計207万KWが停止中の北海道でも2018年9月6日未明に胆振東部大地震による苫東厚真火力発電所の運転停止に伴い、全道大停電が発生し、2000億円を超える経済損失が発生しました。
その台湾大停電から2年余り、全道大停電から1年経ったなかで、原子力発電所を停止しているリスク、温室効果ガスを排出しない原子力発電の意義や現在まで取られた安全対策、風評被害・リスク・コニュニケーションや福島の復興活動について、学術的討論を行うシンポジウムを開催します。

【主催】東京工業大学科学技術創成研究院先導原子力研究所、福島イノベーション・コースト構想推進機構 学術研究活動支援事業「リスク・コミュニケーション工学を活用した復興学による浪江町創成」

【共催】日本原子力学会(申請中)、日本機械学会動力エネルギーシステム部門、日本保全学会

【後援】日本エネルギー会議

【プログラム】  (敬称略)

13:00 開会挨拶 (東京工業大学 先導原子力研究所 所長 竹下 健二)

13:15 日本原子力学会長からのメッセージ (日本原子力学会国際活動委員会 山内 澄)

13:30 台湾原子力学会長の挨拶 (清華大学工程與系統科學系 特聘教授 李 敏)

14:00 台湾「位核養緑」チームの活動紹介と今回の訪日目的・福島調査の成果

(台湾「以核養緑」チーム代表 廖 彦朋)

15:00 日台の今後の取り組みへの期待 (日本科学技術ジャーナリスト会議(JASTJ)理事 小出 重幸)

<15:20-15:30 休憩> 

15:30 地球温暖化の影響と再エネの力不足  (東京工業大学 特任教授 奈良林 直)

・原発停止で経済破綻を起こしたウクライナ、北海道大停電の教訓とその対策

・再エネ比率48%のなかでCO2排出が減らないドイツの再エネ政策

16:20 日台交流の成果と今後の展開(日本原子力学会シニアネットアーク(SNW) 金氏 顕)

16:40 福島イノベーション・コースト構想と「復興学」の提唱 (東京工業大学 准教授 木倉 宏成)

16:55 復興学による浪江町創成活動への取り組み (東京工業大学 助教 高橋 秀治)

17:15 講評・日台若者諸君への期待 (元日本原子力技術協会最高顧問 石川 迪夫)

17:30 閉会

【参加費】無料

【申込・問合せ先】:参加希望者は、氏名・ご所属を明記の上、日台シンポジウム参加希望と明記して

jptw_symp_2019_info@us.nr.titech.ac.jp

にメールで申込み・問合せ下さい(奈良林・木倉高橋・石田に同報されます)。定員280名に達したなど受付ができなくなったなどの場合のみ、メールで連絡します。
<< 前のメール   一覧に戻る   次のメール >>