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タイトル No.21-43講習会「CFDの基礎とノウハウ」オンライン開催のご案内(6/22)【6/15申込締切】
配信日時 2021年05月26日 18時34分21秒
配信元 流体工学
本文 日本機械学会
 流体工学部門
 計算力学部門
 熱工学部門
 動力エネルギーシステム部門
 エンジンシステム部門
部門登録者 各位
                        第99期流体工学部門
                        部門長 山本 悟

標記講習会のプログラムを標記部門登録者の皆様方にご案内いたします.まだお席に余裕がございますので,参加をご検討いただければ幸いです. お申込方法等の詳細は記載のURLをご参照下さい.

No.21-43講習会「CFDの基礎とノウハウ」
https://www.jsme.or.jp/event/21-43/

【開催日】2021年6月22日(火)

【開催形態】
本講習会はオンライン開催となります.
※Zoomを利用.ミーティングID,およびパスワードは参加登録後にお伝えします.

【趣旨】
CFD (Computational Fluid Dynamics)は設計や予備試験の道具として幅広く用いられるようになってきておりますが,未だ普遍的な手法が確立していません.CFDを有効に用いるためには,流れの本質を理解し,様々な離散化法・スキーム・物理モデルの中から,着目している現象と得たい答えに応じた適切な選択が必要です.本講習会は,企業へ入社もしくは研究室配属後に,設計業務や研究業務ではじめてCFDを扱うことになった方,商用コードの導入を検討されている方,すでに導入されている方などに対して,CFDの基礎とノウハウを包括的に提供いたします.応用分野への適用においても,所有するソフトウェア資源の制約などにより,常に適切な用い方をしているとは限りません.内容は大学院水準の基礎知識から最先端の解析応用例を含んでおり,研究グループ内でのCFDの活用をいっそう加速する機会になるかもしれません.

【プログラム】
9:20~9:30 挨拶・諸説明
佐藤 允(工学院大学)

9:30~11:00 「流れの本質の理解と解析の基礎」
加藤 千幸(東京大学生産技術研究所)
本講義では,設計業務や研究業務にCFDを適用して期待した成果を得るために,はじめに理解しておく必要がある流体の基本的な性質と,特に実用上問題となることが多い乱流に関して,流体力学を学んだことがない人にも分かるように説明する.

11:10~12:40 「物理モデルの基礎と選択法」
山本 誠 (東京理科大学工学部)
乱流等の2次的な現象を含む流れの解析において,厳密な方程式を直接解くことは実用性に乏しい.従って,これらの影響を簡便に表現するための物理モデルを計算に導入するのが一般的である.本講義では各種物理モデルの,流れ場に対す
る予測性能の差異や計算コストについて説明する.

12:40~13:40 昼休み

13:40~15:10 「離散化手法とスキームの基礎と選択法」
嶋 英志 (宇宙航空研究開発機構/航空技術部門/特任担当役)
CFD技術は格子,離散化手法や物理モデルなど様々な要素からなるが,離散化手法だけを取り上げても全ての応用範囲を包括する万能なものは存在しないのが実情である.離散化手法に限らず計算法には堅牢性,高精度,高速性のような特性が要求されるが,これらの特性は相反するところがあるため,現実には問題に応じて適切に選択する必要に迫られる.本講義は正しい選択をするため,基礎的な計算法の性質を理解することを目的とする.

15:20~16:50
「自由界面流れの数値計算」高木 周 (東京大学大学院工学系研究科)
境界形状の変化を伴う自由境界流れに対して,界面で課される境界条件や基礎方程式の記述の仕方など基礎的な事項の説明を行う.さらに,自由境界問題を解くための計算手法として,VOF法,Level Set法のように固定格子を用いる手法や境界適合格子を用いる方法について,それぞれの手法の利点・欠点を含めて解説する.

【定員】
90名程度.申込み先着順により定員になり次第締め切ります.
【聴講料】
正員17,000円,会員外29,000円,学生員/大学院生の会員(正員)7,000円,一般学生12,000円
※各種割引につきましては,上記のURLをご参照ください.
【申込方法】
下記のページにてお申込と費用の決済をお願いいたします.
https://eventpay.jp/event_info/?shop_code=6791237415745854&EventCode=1980665364
【問い合わせ先】
日本機械学会 流体工学部門事務担当:関根郁夫
Tel: 03-5360-3504/E-mail:sekine@jsme.or.jp
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