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タイトル 機械学会動エネ部門30周年記念講演会(11/6(土))のご案内【登録〆切:10/29(金)】
配信日時 2021年09月09日 10時08分59秒
配信元 動力エネルギーシステム
本文 一般社団法人日本機械学会
動力エネルギーシステム部門
部門登録者各位

                   動力エネルギーシステム部門
                   部門長 久恒 眞一
                   学会企画委員会
                   委員長 長谷川 浩司

日本機械学会動力エネルギーシステム部門は、設立30周年を記念して、
下記の要領で講演会「Energy systems for the next decade」を開催いたします。
皆様のご参加を心からお待ちしております。

日時:2021年11月6日(土) 10:00~17:00
参加登録【〆切:10月29日(金)】
申込先:https://www.jsme.or.jp/event/21-89/

10:00~10:20 開会挨拶と趣旨説明、部門長挨拶、来賓祝辞
10:20~11:20 基調講演「2050年カーボンニュートラルに向けた政策展開と課題」
山地憲治(RITE)
概要:2050年カーボンニュートラル(脱炭素社会)実現を目指した取組みが加速し、我が国は2030年に13年度比で温室効果ガス46%削減という野心的目標を表明している。本講演ではグリーン成長戦略、エネルギー基本計画、温暖化対策計画などの政策動向を整理し、様々なイノベーションによって脱炭素社会を実現する道筋を展望する。

11:20~12:10 講演1「福島第一原発事故を踏まえた原子力発電の未来(新規制対応,60年廃炉延命,新型炉,技術継承)」
岡本孝司(東京大学)
概要:福島第一原子力発電所事故は、大津波による、共通要因故障が原因である。外部事象を含めた共通要因故障への重層な対策により、リスクは格段に小さくなった。一方、リスクはゼロではないことを認識し、原子力を活用する技術開発を進めることで、世界の70億人に対して、日本は貢献する必要がある。世界の中の日本を強く認識することが重要である。

13:00~13:50 講演2「社会現象としての相転移の発見と国難災害対策」
河田惠昭(関西大学)
概要:先進国における大災害は、想定外の巨大外力だけが原因ではなく、被害拡大要因となる相転移が発災時に起こっていることを1995年阪神・淡路大震災と2011年東日本大震災の被害解析で見出した。これを応用して、新型コロナウイルス感染症拡大および首都直下地震や南海トラフ巨大地震という国難災害に適用する縮災対策を概述する。

13:50~14:40 講演3「再生可能エネルギー大量導入と2050年カーボンニュートラルに向けた火力発電の方向性」
原三郎(電力中央研究所)
概要:火力発電は、我が国の電力安定供給を支える主要電源としての役割を果たしてきているが、再エネ導入拡大への対応とCO2排出削減が求められている。ここでは、再エネ大量導入時の負荷調整や系統安定化に対する火力発電の役割、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた火力発電のゼロエミッション化について紹介する。

14:40~15:30 講演4「カーボンニュートラルに向けたエネルギー貯蔵システムの役割」
中垣隆雄(早稲田大学)
概要:2050年カーボンニュートラルの実現に向け,省エネ・高効率化を基本としながらも,輸送・ものづくり等も可能な限り電化しつつ,再エネの主力化に伴う調整力の機能向上とエネルギー貯蔵システムの的確な導入が成否のカギを握る.本講演では旧来の電力貯蔵に加え,蓄熱やe-fuelを含むP2Xのこれからの役割について展望する.

15:45~17:00 講師4名によるパネルディスカッション「Energy systems for the next decade」
ファシリテーター:犬丸淳(電力中央研究所)

以上、何卒よろしくお願い申し上げます。
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