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タイトル 「不確かさ」に対して頑強な設計の知恵 開催のご案内
配信日時 2024年02月05日 11時26分39秒
配信元 設計工学・システム
本文 一般社団法人 日本機械学会
設計工学・システム部門
環境工学部門
生産システム部門
情報・知能・精密機器部門
登録会員 各位

                        設計工学・システム部門
                         部門長  北山 哲士


 平素は部門活動に御協力を頂きまして誠に有難うございます.
 さて,本会共催の講習会が2024年2月にオンラインにて開催されます.
 各位におかれましては,お知り合いの方々にご案内をお願いできれば幸いです.

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         2023年度「デザイン科学」基礎講座
        「不確かさ」に対して頑強な設計の知恵
   “高度化・多機能化”と”安心”のはざまで,設計にできること

講師:松岡由幸(慶雄義塾大学名誉教授,早稲田大学客員教授,デザイン塾 主宰)
共催:日本設計工学会,日本デザイン学会,日本機械学会,精密工学会,デザイン塾

1.講座の趣旨:
 設計者は常に「不確かさ」に悩まされているのではないでしょうか.製品や
システムを設計するうえでは,多くの不確かさが存在します.例えば,寸法や
材料成分のばらつきから,使用環境の多様性,想定外の自然災害など.
 本講座では,それらの「不確かさ」に対して,頑強,かつ,できるかぎり
安定的な機能を確保するための,設計の知恵や工夫,最新の手法などについて,
数式を極力用いずに,概念として紹介していきます.

(1)適正技術,中間技術の再考
 製品やシステムの多機能化,採用する技術の高度化を実現するため,それらは
大規模化・複雑化の一途を辿っています.ここでは,それに伴う諸問題に対し,
エルンスト・F・シューマッハが提唱した「適正技術」とその手段である
「中間技術」に注目し,現在の立場から再考します.

(2)設計の単純化
 大規模化・複雑化した製品やシステムの構成を単純化することで,安定した
機能や品質を確保するための設計上の視点を紹介します.さらに,それを容易に
実現するためにグラフ理論を用いる手法についても紹介します.

(3)最適化とその功罪
 最適化手法を概念的にわかりやすく解説するとともに,その効果を説明します.
併せて,設計の現場にて,それらの手法を用いることで陥りやすい問題についても,
紹介していきます.

(4)2つのロバスト設計
 「不確かさ」には,内乱と外乱があります.ここでは,内乱を中心にした
従来型の品質工学に加え,多様な使用環境・条件である外乱に対応可能な,
新たなロバスト設計の手法を概説します.

2.実施方法:Zoomによるオンライン

3.日時:2024年2月21日(水)18時-20時

4.参加費:(テキスト分を含みます.)
学協会員(共催学協会):10,000円
非会協員:15,000 円
学生会員・学生非会員6,000円

5.テキスト: 書籍『ロバストデザイン:「不確かさ」に対して頑強な設計法』を配布.
※参加者全員に,ご指定の住所に送付いたします.

6.申込み先:下記formsにて,お願いします.
https://forms.gle/oZK5AQnathBxe5E66
締切り: 2024年2月13日(火)

7.問合せ先:デザイン塾事務局
E-mail: mlabsec@googlegroups.com
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