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タイトル 「2022年度 デザイン科学基礎講座(特別企画)タイムアクシスデザイン(TaD)」開催のご案内
配信日時 2022年05月24日 12時45分54秒
配信元 設計工学・システム
本文 一般社団法人 日本機械学会
設計工学・システム部門
環境工学部門
生産システム部門
情報・知能・精密機器部門
登録会員 各位

                        設計工学・システム部門
                         部門長  野間口 大


 平素は部門活動に御協力を頂きまして誠に有難うございます.
 さて,本会共催の講習会が2022年7月または8月にオンラインにて開催されます.
 各位におかれましては,お知り合いの方々にご案内をお願いできれば幸いです.

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        2022年度 デザイン科学基礎講座(特別企画)
     時を紡ぐ新たなモノづくり タイムアクシスデザイン(TaD)
      ~日本人の精神的遺産を生かす,豊かさを再考する~

1.講座の趣旨
本講座では,「タイムアクシスデザイン(以下,TaD)」を,事例をまじえて
紹介します.TaDは,文字通り,時間軸をデザイン(設計)することです.
これは,日本人の精神的遺産を活かし,社会・文化の在りようを再考すること
で,新価値創造,持続的社会に向けた新たなモノ・コトづくりです.
TaDは,様々な効果をもたらします.まず,従来3次元空間で考えてきたデザイ
ン(設計)を4次元の時空間で考えるため,解(アイデア)の可能性が大きく
拡大します.また,時間軸を操作することで,個別ユーザ,多様な使用環境,
時間軸の価値変動などへの対応も可能です.さらに,製品の長期間使用により,
使い捨て社会から製品を大切に使う新たな精神価値社会の醸成にもつながり,
その結果,環境負荷の低減,資源エネルギー問題へも自然と貢献することも
期待されています.

2.講座の内容
以下のトピックを通じて,TaDの理論・方法論と実践事例をわかりやすく紹介
していきます.
(1) タイムアクシスデザイン(TaD)の文脈
・マルチアスペクトとは?
・想像力と創造力
(2) 価値成長デザイン
・工芸品に学ぶ
・価値成長事例の類型
(3) 育つ技術と育てる技術
・モノづくり×モノづかい産業
・生命に学ぶ技術
・サービス技術
(4) 価値成長・愛着深化のメカニズム
・価値成長の5期
・可能性測度の価値発見期への応用
・感動理論の価値実感期への応用
・時間積分の価値成長期への応用
・コンテクストモデルの価値定着期への応用
・状態の価値伝承期への応用
(5) TaDと7つの原則(発想の視点)
(6) 「マルチタイムスケール」という概念と応用
(7) TaDが拓く新たな豊かさ,文化,社会

3.実施方法:Zoomによるオンラインで行います.

4.日時:以下の中から,どちらかをお選びください.
第1回:2022年7月30日(土)9時-12時
第2回:2022年8月1日(月)17時-20時
※どちらも,内容は同じです.

5.参加費:テキスト分を含みます.
学会員15,000 円
非会員 25,000 円
学生会員・学生非会員10,000 円

6.講師:松岡由幸
(慶應義塾大学名誉教授/早稲田大学客員教授,デザイン塾主宰)

7.テキスト:
書籍『タイムアクシスデザインの時代』
  『デザインサイエンス~未来創造の6つの視点』
※参加者全員に,ご指定の住所に送付いたします.

8.申込み先:下記formsにて,お願いします.
https://forms.gle/13FSGEYNC1ZP3hXg8

締切り: 2022年6月30日(木)

9.問合せ先:デザイン塾事務局
E-mail: mlabsec@googlegroups.com
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