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タイトル 二酸化炭素再資源化技術によるガイア/アグニプロジェクト推進研究分科会 「CG1一般火力型SCO2発電/水素併産技術」専門委員募集について
配信日時 2024年04月25日 16時20分39秒
配信元 動力エネルギーシステム
本文 一般社団法人日本機械学会
流体工学部門
熱工学部門
環境工学部門
技術と社会部門
動力エネルギーシステム部門
登録者各位

                    動力エネルギーシステム部門
                    部門長 大川 富雄
                    二酸化炭素再資源化技術による
                    ガイア/アグニプロジェクト推進研究分科会
                    主査 石山 新太郎


「GAP分科会/CG1一般火力型SCO2冷却型GT-NEXT発電/水素併産技術」専門委員の募集について

拝啓 時下ますます御清祥のこととお喜び申し上げます。
 我が国では「2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」との基本方針が発せられました。
 そこで日本機械学会動力エネルギーシステム部門は、2022年に「二酸化炭素再資源化 技術によるガイア/アグニプロジェクト推進研究分科会(P-SCD416)」(略称GAP分科 会:第I期主査 相良明男)を立ち上げました。当研究分科会は、地上・地下(Gaia)に存在するあらゆる熱源(Agni)からの二酸化炭素(CO2)を利用したエネルギー抽出及びCO2を再資源化する最先端技術(Carbon Neutral Technology)に関する具体的新技術を提供することにより上記政府方針に応えることを想定しております。このため、超臨界CO2ガスタービン発電技術(GT-NEXT)ならびに核融合科学研究所所管の溶融塩テストループ(Oroshii-2)施設を利用して培われてきた、(1)GT-NEXT、(2)溶融塩技術、(3)放射化学技術の三つの基幹技術を技術的背景として、核融合や高温ガス炉、高レベル放射性廃棄物等の核熱をはじめ地熱、バイオマス、太陽熱、水素基調火力等再生可能エネルギーなど地上(Gaia)におけるあらゆる高温熱源(Agni)からの発電など、世界的に通用する次世代型発電/水素併産システムの構築を目指し、技術検討を進めて参りました。
 その結果、今回募集いたします「CG1一般火力型GT-NEXT発電/水素併産技術」分野において従来技術である蒸気発電の代替発電技術として下記に示す極めて先進・革新的な新技術の提案がなされ、同新技術に関するシステムならびに社会実装モデルによる導入効果に関する検討を行った結果、近未来における実用化においておおいなる導入効果・意義が認められました。
<新技術>
・超臨界CO2ガスタービン発電技術(GT-NEXT/Fire発電システム)
※SCO2を用いた運転温度800℃×発電効率60%のコンパクトな発電技術
・多様な燃料対応(水素、LNG、石炭・石油、メタノール等)型超臨界CO2高温ボイラ技術
 ※超臨界CO2高温ボイラと上記GT-NEXTとの組み合わせによる中小型一般火力発電システムとして販売
・新耐熱材料による伝熱・熱輸送技術
 ※800℃級高温SCO2冷却材の熱輸送対応新素材の実用化

 これらの技術検討結果を踏まえ、第II期GAP分科会(2024~)では当該新技術に関する実用化を図るため、新たにGAP分科会内に新たに「CG1一般火力型SCO2発電/水素併産技術」委員会を企画し、実用化開発のための開発ロードマップ、開発体制、実用機開発コスト、社会実装投入効果等に関する具体的な開発・販売戦略の策定を行い外部資金等の獲得を目指し、同戦略に基づく実用化に向けた開発研究を始動いたします。
 そのため、上記関連分野に関する専門知識や技術を有している専門委員の募集を下記要件の下で行います。
<専門委員要件>
・GAP分科会/委員会に所属でき、関連技術提供ならびに新システムに関する技術検討・分析に積極的に参加できる方
・設置期間:2024年4月~2025年3月
・開催頻度:1回/月程度(1回の開催時間は2~3時間程度)
・会議形式:WEB会議方式
・申込先/問合せ先:GAP分科会主査 石山新太郎
E-mail:shintaroishiyama1955@g-mail.com、Phone: 090-9397-2337
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